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油断しないで!今年もしっかり インフルエンザの予防と対策
重症化リスクの高い人のために
インフルエンザの重症化リスクの高い人はこんな人
 元々インフルエンザは、高齢者や乳幼児などが感染すると症状が重くなりやすい(重症化しやすい)ことが指摘されてきました。特に65歳以上の高齢者はインフルエンザによる死亡者のほとんどを占め、インフルエンザが流行した年には、高齢者の冬季の死亡者が例年より高くなるほどです。
 このほか妊婦、持病(基礎疾患)のある人なども重症化しやすいことがわかっています。

●重症化リスクの高い人
illust・高齢者
・乳幼児
・妊婦
・持病(基礎疾患)のある人

 慢性呼吸器疾患
 慢性心疾患
 糖尿病などの代謝性疾患
 腎機能障害
 ステロイド内服などによる免疫機能不全 など

*これらに該当しない疾患を持つ人たちも、医師の判断により重症化のリスクが高いととらえることもあります。
  (例:日本癌学会の見解では、免疫状態が十分でないがん患者をハイリスク者としている)

どうして、どのように重症化するの?
 高齢者がインフルエンザにかかると、細菌性の肺炎などを併発したり、持病(基礎疾患)が悪化したりして、多くの方が亡くなる原因となっています。
 乳幼児ではインフルエンザ脳症、ARDS(急性呼吸促迫症候群)、けいれん重積(けいれん発作が30分以上続く)などの合併症が見られますが、その大部分を占めるインフルエンザ脳症を起こすと、死亡したり後遺症が残る例も見られます。
 妊婦も肺炎などを合併しやすく、重症化しやすいことがわかっています。特に妊娠週数が進むにしたがって、より重症化しやすくなるため注意が必要です。
 持病(基礎疾患)を持つ人で、その病気の治療の経過や管理が良好でない場合は、インフルエンザの症状が重症化しやすくなります。また、持病自体が悪化する場合もあります。

 それでは、なぜこれらの人たちは重症化しやすいのでしょうか。まだはっきりとはわかっていませんが、生物が異物を排除するために元々持っている免疫の機能が低下しているためではないかと考えられています。

 持病を持っている人は病気のために免疫機能が低下し、乳幼児は機能が未完成であり、高齢者では加齢による機能低下があり、妊婦では胎児を異物と認識しないよう免疫機能が抑制されていると考えられます。
重症化を防ぐために
まず「予防」から
 重症化しないための大前提は「インフルエンザに感染しないこと」です。インフルエンザに感染しやすいかどうかという点では、重症化リスクの高い人と一般の人との間に、大きな違いはないとされます。
 予防の基本は、一般の人と同様「できるだけ人込みを避け、こまめに手洗い・うがいをすること」です。

●日ごろから、健康管理を心がけよう

 重症化リスクの高いとされる人のすべてが、重症化するというわけではありません。前述したように、持病のある人のなかでも、治療の経過や管理が良好でない場合は、インフルエンザに感染すると重症化しやすいことがわかっています。
 そのため、日ごろから健康管理を心がけることが大切です。食事は栄養バランスよく、睡眠を十分にとり、適度の運動を習慣にして、ストレスは早めに解消しましょう。
 これは、重症化リスクの高いとされる人だけでなく、一般の人も同様の対策です。

感染が疑われたら、すぐに受診を

 かぜのような症状などがありインフルエンザへの感染が疑われる場合は、すぐに主治医(持病のかかりつけ医)に相談し、受診しましょう。重症化しないためには、早期治療が大切です。
 それには、日ごろから主治医とのコミュニケーションを図り、相談しやすい関係を築いておくことです。
重症化リスクの高い人の治療
 重症化リスクの高い人がインフルエンザに感染したら、すべて重症化するわけではありませんが、重症化予防には、早めの対応が大切です。インフルエンザに感染したかもしれないと思われる何らかの症状(急な発熱、のどの痛み、咳、くしゃみ、鼻水、関節痛・筋肉痛、倦怠感など)が出たら、すぐに主治医(持病のかかりつけ医)に電話などで相談し、受診すべきか尋ねましょう。
 呼吸が苦しい、食事が食べられない、水分がとれないなどの症状が現われたら、すぐに受診する目安です。
 受診して比較的軽症と診断された人は、自宅療養となります。薬を処方された場合は、指示どおりに使うことが大切です。また、療養上の注意を医師に確認しておきましょう。
 医師の診断で重症化が心配される場合は、入院治療が必要になることもあります。症状が緩和すれば退院して、自宅療養となります。

 インフルエンザの治療薬や持病の薬との飲み合わせなどに関する詳細は→インフルエンザの診断と治療・

【参考Webサイト】

妊婦・授乳中の人向け
 「妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対してのインフルエンザに対する対応Q&A
・ (日本産科婦人科学会ホームページ内)

糖尿病の人向け
 「糖尿病と新型インフルエンザ」・
  (国立国際医療研究センター 糖尿病情報センターホームページ内 トピックス)

透析を受けている人向け
 「透析者のための新型インフルエンザ対策(PDF)・ (日本透析医会ホームページ内)

小児向け
 「インフルエンザ対策室・ (日本小児科学会ホームページ内)

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