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油断しないで!今年もしっかり インフルエンザの予防と対策
インフルエンザの予防接種
photo重症の場合、重症化リスクの高い人は、早期受診を
 インフルエンザに感染しても、抗インフルエンザウイルス薬を用いずに回復する人も少なくありません。回復するまでの期間は、個人差はありますが5日程度です。抗インフルエンザウイルス薬を内服した場合は、3日程度で症状が治まることが多いようです。

 しかし、症状が重い場合や、重症化リスクの高い人>(高齢者や基礎疾患のある人など)は、なるべく早く受診しましょう。また、仕事を何日も休めない人なども、早期受診が早期回復につながります。

 インフルエンザの診断は、一般的に迅速検査キットと呼ばれる簡易な検査で行われます。鼻やのどの粘膜をこすり取り、ウイルスの有無を調べるものです。検査後15分くらいで結果がわかります。感染初期にはウイルス量が少なく、実際には感染しているのにウイルスが検出されない場合もあります。そういうときは、流行状況や症状などから医師が判断します。
発症後48時間以内ならば、抗インフルエンザウイルス薬で早期回復
 発症から48時間以内であれば、医師の判断で抗インフルエンザウイルス薬が処方されることがあります。インフルエンザウイルスの増殖を抑えて、発熱期間を短縮することができます。48時間を過ぎた場合は、自然に発熱が治まってくるまでの期間はあまり変わらないので、抗インフルエンザ薬の投与は行わないこともあります。

 主な治療薬として、飲み薬であるオセルタミビル(商品名:タミフル)とアマンタジン塩酸塩(商品名:シンメトレル。A型インフルエンザに適応)、吸入薬であるザナミビル(商品名:リレンザ)、点滴薬であるペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)、吸入薬であるラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)などがあります 。

タミフルは、子どもが使っても大丈夫?
 タミフルと子どもの異常行動との、はっきりとした因果関係はわかっていません。現時点では、10代への使用は制限されています(ただし、医師が必要と診断した場合、注意を払いながら処方されているケースはあります)。異常行動は、タミフルの服用の有無にかかわらず、現れるケースがあることがわかっています。 タミフル以外の抗ウイルス薬を使用した場合も、異常行動に対しての注意が必要です。

吸入器を子どもが使うときは、吸入を見てあげて!
 リレンザやイナビルは吸入器を使った投与方法のため、5歳以上の子どもならば、使用可能とされています。ただし、適切に吸入できるように、大人が注意深く見てあげましょう。
photo解熱鎮痛薬の使用は注意して!
 インフルエンザの高熱に対して、アセチルサリチル酸(商品名:アスピリン、バファリン<いずれも市販薬>)や、ジクロフェナクナトリウム製剤(商品名:ボルタレン<処方薬>)、メフェナム酸(商品名:ポンタール<処方薬>)、イブプロフェン(商品名:イブA錠<市販薬>、ブルフェン錠やブルフェン顆粒など<処方薬>)などの解熱鎮痛薬を使うと、急性脳症、なかでもライ症候群のリスクが高まるため、日本ではインフルエンザの罹患者へは、使用禁止とされています。
 また、これらの解熱鎮痛薬は、ぜんそく発作など、強いアレルギー症状を引き起こすリスクもあり、注意が必要です。

 今のところ、アセトアミノフェン(商品名:タイレノール、カロナール、キオリトル<いずれも市販薬>)だけが、インフルエンザで使用できる解熱鎮痛薬です。ほかの市販薬では、アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬も配合されていますので、薬剤師に確認してみることを勧めます。
 いずれにしても解熱鎮痛薬を使うときは、家族の使い残しや市販の常備薬を使わず、医師や薬剤師に相談してください。

抗インフルエンザウイルス薬と持病の薬の併用は、大丈夫?
 抗インフルエンザウイルス薬(タミフルやリレンザなど)と持病の薬との飲み合わせで、副作用が出ることはほとんどありません。インフルエンザに感染したときも、持病の薬は続けましょう。薬を勝手に中止すると、持病が悪化することがあります。

 ただし、インフルエンザに感染したときは、薬の使い方がいつもと異なるかもしれませんので、詳しいことは主治医(持病のかかりつけ医)に相談しましょう。
妊娠中に抗インフルエンザ薬を飲んで、大丈夫?
 妊婦が抗インフルエンザ薬を飲んでも、本人や赤ちゃんに有害な副作用が出るという報告はありません。むしろインフルエンザの重症化を防ぐために、感染が疑われたらすぐに受診して用いることが勧められています。

【参考Webサイト】
 「リレンザ使用上の注意」・
(厚生労働省ホームページ内)
 「タミフル使用上の注意」・
(厚生労働省ホームページ内)
 「妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対してのインフルエンザに対する対応Q&A」・
(日本産科婦人科学会ホームページ内)

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