厚生労働省は11月27日、インフルエンザにかかった小児や未成年者が、急に走りだしたり、高い所から飛び降りたりなどの異常行動が相次いでいるため、自宅の窓や玄関のドアの施錠を厳重にするなどの対策を呼びかける通知を全国に出しました。

 従来からの「小児や未成年者がインフルエンザにかかった場合、抗インフルエンザ薬の種類や服用の有無によらず、少なくとも治療開始後2日間は小児・未成年者を1人にしない」という注意喚起に加え、
・高層階に住む場合は玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行うこと
・ベランダに面していない部屋で寝かせること
・窓に格子のある部屋で寝かせること
・(一戸建ての場合は)できる限り1階で寝かせること
を新たに例示しています。

 なお、因果関係は不明とされていますが、抗インフルエンザ薬の服用後に、異常行動と関連すると考えられる転落死等が、平成21年4月~29年8月末の8シーズンで計8件報告されています。
 小児や未成年者がインフルエンザにかかったときは、抗インフルエンザ薬の種類や服用の有無にかかわらず、異常行動に注意し、上記の対策をとるよう心がけてください。

 また、同省は同日、2017年第46週(11月13日~11月19日)のインフルエンザの発生状況を発表しました。

 定点医療機関1施設当たりの報告数(1週間当たり1つの医療機関で診察した患者数)を都道府県別にみると、沖縄県(4.10)、長崎県(3.31)、宮城県(1.87)、福岡県(1.59)、石川県(1.58)の順となっており、全国総数では0.77、36都道府県で前週の報告数より増加がみられました。

 全国的な流行が近づきつつあります。今後は寒さと乾燥が本格化するため、今まで以上に体調管理にご注意ください。