厚生労働省は11月2日、2018年第43週(10月22日~10月28日)のインフルエンザの発生状況を発表しました。

 定点医療機関1施設当たりの報告数(1週間当たり1つの医療機関で診察した患者数)を都道府県別にみると、沖縄県(2.10)が最も多く、以下三重県(1.13)、奈良県(0.49)、熊本県(0.45)、北海道(0.43)と続き、全国総数では0.19でした。
 流行の兆しの目安となる「1」を超えたのは沖縄県と三重県の2県のみですが、休校や学級閉鎖・学年閉鎖のあった施設は26と報告されており、前週の20から増加しています。

 インフルエンザの予防には、ワクチンの接種が最も有効です。ワクチンの予防効果は、接種後2週間ほどで現れ始め、約5カ月間持続するとされています。感染を完全に防ぐわけではありませんが、仮に発症しても重症化を抑える効果が期待できます。

 ただし、次のいずれかに該当する場合は接種できません。
(1)明らかな発熱がある人(通常は37.5度を超える場合)
(2)重い急性疾患にかかっている人
(3)過去にインフルエンザワクチンの成分によって重いアレルギー反応を起こしたことがある人
(4)その他、接種が不適当であると医師が判断した人

 ワクチン接種後に、接種した部位に赤みや腫れ、痛みなどが起こったり、発熱、頭痛、寒気、倦怠感(けんたいかん)などの全身症状が見られることがありますが、通常は2~3日で治まります。
 また、まれに発疹やじんましん、かゆみ、呼吸困難などのアレルギー反応が起こることがあります。アレルギー反応は接種後すぐに起こることが多いので、接種した医療機関で30分程度は安静にして様子を見ましょう。帰宅後も体調の変化に注意し、異常があればすぐに医療機関を受診してください。

 体調に変化がなければいつもどおりに過ごして構いませんが、ワクチン接種後24時間以内は、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。入浴は、接種後1時間を経過すれば問題ないとされています。