厚生労働省は12月7日、2018年第48週(11月26日~12月2日)のインフルエンザの発生状況を発表しました。

 定点医療機関1施設当たりの報告数(1週間当たり1つの医療機関で診察した患者数)を都道府県別にみると、和歌山県(2.57)、香川県(2.06)、三重県(1.82)、奈良県(1.78)、青森県(1.71)と続き、15の道府県で流行の目安となる「1」を超えました。全体では0.93となり、全国的な流行入りが近いと予想されます。
 なお、直近5週間(2018年第44~48週)の国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、AH1pdm09、AH3亜型、B型の順となりました。

 インフルエンザは、主に感染者の咳やくしゃみなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で自分の鼻や口などの粘膜に触れることによって感染します。周囲の人のためにも、咳・くしゃみをする際にマスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる「咳エチケット」を心がけましょう。
 また、帰宅時や食前にうがいと手洗いを励行する、外出時はマスクを着用する、できるだけ人混みを避ける、部屋の湿度や温度を適切に保つ、十分な休養とバランスのよい食事をとるなど、予防を心がけることも大切です。

 まだ予防接種を受けていない方は、早めに受けておきましょう。インフルエンザワクチンは、病原性をなくしたウイルスの成分を使って体内に免疫をつくり、インフルエンザにかかりにくくするものです。ワクチンを接種しても完全に発症を防ぐことはできませんが、発症した場合も重症化を防ぐ効果が期待できます。