厚生労働省は3月8日、2019年第9週(2019年2月25日~3月3日)のインフルエンザの発生状況を発表しました。この1週間で、全国の定点医療機関から報告された患者数は、1医療機関当たり5.93人となり、前の週(8.99人)から減少しました。全ての都道府県で前週より減少しており、今シーズンのインフルエンザ流行のピークは過ぎたとみられます。
 とはいえ、警報レベルを超えている保健所地域は61ヵ所(25道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域も9ヵ所(6道県)あり、流行が終息したわけではありません。引き続き、警戒を怠らないようにしましょう。

 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間ではAH3亜型が68%、AH1pdm09が30%、B型が2%となりました。インフルエンザウイルスは、毎年A型が先に流行し、その後B型が流行する傾向があります。直近の状況ではB型の検出は多くないものの、まだまだ油断はできません。
 インフルエンザのB型は高熱が出ないケースも少なくいため、「ただのかぜ」と勘違いして対応が遅れることもあります。また、症状は比較的軽くても感染力は強く、抗体も別なのでA型に一度かかった人が感染する可能性もあります。

 インフルエンザの感染を防ぐために、マスクを正しく着用し、うがいと手洗いを励行しましょう。だ液や鼻水がついたティッシュなどはフタのついたゴミ箱に廃棄してください。室内は加湿器などで適度な湿度(50~60%)に保ち、こまめに換気することも心がけましょう。