厚生労働省は2月14日、2020年第6週(2月3日~2月9日)のインフルエンザの発生状況を発表しました。

 定点医療機関1施設当たりの報告数(1週間当たり1つの医療機関で診察した患者数)を県別にみると、北海道(12.92)、沖縄県(12.67)、群馬県(11.78)、愛媛県(11.77)、長崎県(11.63)と続き、全国総数は9.04で、前週(14.11)より減少しました。北海道を除く46都府県で前週の報告数より減少しています。

 一方、昨年末に中国の湖北省武漢市を中心に発生した新型コロナウイルスによる肺炎がその後世界に広がり、先日日本でも死者が出るなど、大きなニュースになっています。新型コロナウイルス関連の情報がテレビや新聞等で取り上げられる頻度はインフルエンザよりはるかに多く、私たちの関心も新型コロナウイルスに向かいがちですが、米国では今シーズンのインフルエンザによる死者数が12,000人を超えたと発表されました。米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は、過去10年で最悪規模になる可能性があると予測しています。インフルエンザ対策も、引き続き万全の心構えが必要です。

 なお、新型コロナウイルスについて、厚生労働省は現在、国内において感染症の流行が認められている状況ではなく、かぜや季節性インフルエンザと同様の予防対策が欠かせないと注意喚起をしています。
 流水とせっけんでこまめにしっかりと手を洗う、せき・くしゃみをするときはティッシュやハンカチ、上着の内側や袖などで口や鼻を覆う、人ごみにはできるだけ近づかない、病気にかかったと疑われるときは医療機関に行く前に電話で連絡する、などの基本を励行し、新型コロナウイルスやインフルエンザから身を守りましょう。