厚生労働省は3月13日、2020年第10週(3月2日~3月8日)のインフルエンザの発生状況を発表しました。

 全国約5,000の医療機関から1週間に報告された患者数は1医療機関あたり3.13人となり、前週の定点当たり報告数(4.77)より減少しました。6週連続の減少であり、流行のピークは過ぎたとみられます。
 また、今シーズンのこれまで(2019年9月2日~2020年3月8日)の累計推定受診者数は約721.8万人となりました。

 これは、昨シーズンの同時期(約1,145.6万人)の約63%、さらにその前(約2,104万人)の約34%にとどまり、インフルエンザ患者数は例年より大幅に少なく推移したことになります。

 この要因の一つとして考えられるのは、世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症を予防するため、多くの人が手洗いやマスク着用などを徹底していたことが挙げられそうです。
 引き続き、うがいや手洗いを励行する、マスクの正しい着用を含めた「咳エチケット」を守る、だ液や鼻水がついたティッシュなどはフタのついたゴミ箱に廃棄する、室内は加湿器などで適度な湿度(50~60%)に保ち、こまめに換気する、人ごみにできるだけ近づかないなど、インフルエンザ予防の基本を忠実に行いましょう。

 新型コロナウイルスについては、国内でも感染者の増加傾向が続き、警戒を緩めることはできません。先週(3月11日)、世界保健機関(WHO)が「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明するなど、今後の見通しは予断を許さない状況ですが、新型コロナウイルスから身を守るためにも、上記の予防対策を徹底しましょう。